小学校から高校年代までの立て直しの事例となります。
立て直しの経験から、学年が上がれば上がる程に、認知の歪みなどが生まれている可能性があり、 立て直しが上手くいかない現実があります。学年が上がっても、立て直しができるケースは、小学校高学年~中学低学年時期に、ある程度しっかりとした学習習慣があり、集中して取り組んだ成功体験があるか?が、一つのポイントとなるのかもしれません。
学館-ivy
認知特性や生活習慣の問題から、学力の低下がおきてしまう可能性もありますし、十人十色で立て直しを行っていく必要があります。
小学生スタート
事例1[小学4年生~]
通塾の主訴
- 勉強の習慣化ができない。
- テストの点数は問題ないが、宿題をしない。
対応
- 知的好奇心は高いが、「させられる勉強」に強い嫌悪感を抱えており、指示に従わなかった。
家庭内での勉強に対しての声掛けを変えて貰う事からスタートした。 - 小学校6年生頃から、勉強に対しての意欲が向上し、中学では学年難しい教材を希望、学年順位、1~5以内を常時キープし、高校受験は私立の上位コース制覇、県立高校(偏差値67)に合格。
- 高校以後は、本人の意思で部活動を行わずに勉強に専念。
数学と物理に苦手があったので文系選択を行い、高校内でも上位順位をキープし、名古屋大学・文に現役で合格。
事例2[小学3年生~]
通塾の主訴
- 宿題を全くしない。
- 学校の100問テストも一桁。
対応
- 学習の習慣化が上手くできていない状態であり、本人の勉強に対してのモチベーションが低下している。
スモールステップで、マンツーマンで自主学習に繋がる取り組みを実施した。 - 算数に強みがあると発見した事から、算数を重点的に伸ばす事から勉強意欲の改善を図り、 【算数⇒理科⇒国語】の順番で自発的に学習できるスキルの習得を目指した。
- 中学入学以後は、学年20位以内には常時入る状態であり、自発的な学習もできるようになったので、数学は模試で県内5位以内も経験。
私立高校は上位コースを制覇。第一志望の県立高校(偏差値60程度)に合格。
事例3[小学2年生~]
通塾の主訴
- 宿題が上手くできない。
- 集中が出来なくて、計算ミスなどが多い。
対応
- 医療が介入しており、薬物療法の効果立証と集中する土壌を作る事からスタート。
30分の通塾(10分勉強+20分自由)から始めて、出来る事を探した。 - 国語の読解力の高さ、記憶力の強さが見られたので、文章を読む課題を中心に進め、小学校高学年の段階から、通塾時間と日数を増やし勉強に取り組んだ。
- 中学入学以後は、数学の証明問題にかなり苦しんだ時期があり、勉強に対してのモチベーションが下がり気味の時期もあったが、適切な教材設定で基礎のみの理解に注力した事で盛り返しに成功し、第一志望の県立高校(偏差値58前後)に合格。
事例4[小学5年生~]
通塾の主訴
- 不登校傾向がある。
- 勉強を進んで行わない。
対応
- 通塾渋りが存在しており、週に1回通塾できれば良い状態からスタートした。
発達検査の結果から、対人緊張が強く出やすい可能性があった事から、誰もいない時間帯に通塾を行う事から、状態の改善に努めた。 - 小学校6年生の段階で、小学校の学習内容が網羅できた状態であり、対人不安、緊張も軽減していたので、「課題を出す」「定期テスト、小テストを受ける」を約束して、塾で3時間過ごす事で、勉強を進めていった。数学と理科は1位を何度か取っており、模試偏差値は常時65以上を継続。
- 学校と交渉を行い、内申点を付けてもらう事ができるようになったので、受験が可能となった。
- 市内トップ校に合格できる学力はあったが、内申点がオール3だった事もあり、私立高校(偏差値62程度)を受験し、授業料、入学金、諸費用免除の奨学生として合格。
事例5[小学4年生~]
通塾の主訴
- 漢字が書けない。
- 九九がなかなか覚えられない。
対応
- 初回面談と学力構造の状態から、境界領域知能(IQ70~79)か、軽度知的の可能性を感じ、
医療機関の紹介を行った。境界領域をぎりぎり越えているが、見る力とワーキングメモリに弱さがあり、目視から数的概念、大小関係に弱さがある可能性があり、算数障害の可能性が考えられた。
その事から、スモールステップで学習に取り組むように進めた。 - 学校の対応が厳しく、真っ赤に直された漢字ノートを持ち帰ってくる事が多かったので、 学校と話し合いを行い、直しを辞めてくれるように話を行い、実行してくれた。
- その後、小学校1年生の内容からゆっくりと積み上げを行っていき、中学校の成績は、学年半分やや下で、数学は一桁だったが、社会と理科に強みがあり、県立の専門学科の高校(偏差値44程度)に合格。
現在、数学を中心に欠点を取らないように、指導中。
学館-ivy
家庭教師時代を含み、小学校~中学以上まで 関与した生徒の一例です。
中学生スタート
事例1[中学1年生~]
通塾の主訴
- 宿題は行うが、家庭内で勉強を行わない。
- お喋りが止まらなくて学校で注意を受ける。
対応
- 勉強の習慣化が成されておらず、塾には通っていたが、予習・復習を行わない点から、適切な学力の形成が成されていなかった。多動ではないが、多弁の傾向があるので、発達検査を実施。IQは全体的に高いが、勉強不足からの言語性の弱さが確認できた。
- まずは、塾内で集中して勉強に取り組む姿勢の形成を行い、勉強中に余計なお喋りをしてしまわないように、時間設定からの学習に切り替えた。
- 部活動や学校活動が多い時は、そちらに気が取られてしまい、塾内以外ではほとんど勉強を行っていない状態ではあったが、受験直前1ヶ月間、集中して勉強が進み、130点平均 ⇒ 180点後半平均となった。
- 私立高校は2番目のコースを制覇し、県立高校(偏差値62前後)は第一志望に合格。
事例2[中学2年生~]
通塾の主訴
- 成績が右肩下がりに下降してしまい、止まらない状態となっている。
対応
- 通塾当初の成績は、定期テスト300点前後であり、模試も偏差値40台真ん中位。
生活状況をヒアリングする中で、ゲーム依存の状態が酷いと判断し、医療機関を紹介し、ゲーム依存と睡眠の問題の改善から取り組んだ。 - その後、数学に強みがあると判断できた事から、数学の成績を伸ばす事を中心とし、理科系の科目も付随させて伸ばしていった。中3の1学期の段階で400点を越えるようになり、中3の2学期は 450点前後となり、模試の偏差値も60台前半となった。
- 私立上位コース制覇、県立高校(偏差値62前後)は第一志望に合格。
事例3[中学3年生~]
通塾の主訴
- 勉強への意欲が低下しており、家庭内学習をしなくなった。
対応
- 私立中学に通っていたが、入学時から成績が右肩下がりの状態となっており、勉強に対しての意欲が無くなっており、宿題を何とかこなすかこなさないかの状態だった。
- 課題が難しい事もあり、得意である数学と理科の立て直しを行い、学年上位に上がり、付随して英語の単語や構文を覚える学習に切り替えた事から、英語も中位まで上がった。
- 高校の模試で数学が全国上位となっており、勉強に対しての意欲が回復し、国語や英語も偏差値50台にまで上がっていった。
学校の先生の対応も良かった事もあり、苦手だった化学にも強くなり、第一志望だった九州大学理系(偏差値60前後)に合格。
事例4[中学1年生~]
通塾の主訴
- 成績不振で塾を探している際に、他塾で言語障害と指摘を受けた。
対応
- 通塾当初は、スマホ依存の状態があり、学年最下層と成績不振から、学習意欲も低下していた 。
立て直す準備として、家庭内での父母の接し方を変える事からスタートした。 - 集中状況やスマホ依存の状態があったので、医療機関に繋ぎ対応を開始。
- 英語の苦手はすぐに克服できないと判断し、まずは点数の高い数学の成績を上げる事からスタート。
数学が伸び始めてきた段階から、理科の物理、化学項目に絞り込みを行い、理科の成績も伸びる。 - 中3の段階で、数学1位10位以内をキープ 、理科も上位1割位、英語が半分やや下位の状態まで伸び ており、全体順位として上位3割以内をキープしている。
事例5[中学1年生~]
通塾の主訴
- 部屋に引きこもってしまい出て来ない。
対応
- 家庭訪問を繰り返し、何度目かに接触する事ができた。緘黙の状態となっていたので、はい・いいえで答えられる質問を行い、指差しで対話を行った。
- その後、学校長と話し合いを行い、担任と学年主任と一緒に対応を行い、学校の空き教室を利用して、週に2回1時間付き添いを行った。
医療機関の紹介を行ったが、本人が通院を拒んだ為、改善がなかなかうまく進まなかったが、中学3年時に入院を行う説得を行い、病棟に協力してもらいながら、学習面の立て直しに着手。
英語と国語は手を付けないが、数学と理科の課題はきちんと進める事ができていたので、理科と数学のみに絞り込んで、学習難易度を上げていった。 - 県立の通信制高校に進学し、毎日、通塾ができるようになった。中学の内容から再度学習をし直し、特に、数学と理科を積極的に伸ばす方針を取り、全統記述模試の偏差値は、国語と英語は 40台前半だったが、数学は偏差値70を越えるようになった。
- 塾内では緘黙の状態が緩和され、他生徒との交流も持てるようになった。
本人が医学部に進学したいとの希望を伝えてくれたので、理数逃げ切りを図りながらも、文系科目を最低限抑える方針に切り替えた。 - 現在、1浪の年代だが、全統模試は、全体偏差値60前後 、数学、物理、化学は70前後、 英語と地理は50前後、国語は40台中盤となっている。共通テスト模試は7割前後。
高校生スタート
事例1[私立上位校|高校1年生~]
通塾の主訴
- 高校入学後から下から1桁の順位になってしまった。
対応
- 勉強ができるとの自負がありながらも、学年順位が最下層となってしまっており、勉強に対しての意欲がかなり低い状態となっていた。
- まずは、勉強習慣を取り戻すようにし、中学時代に好きだった理科科目の立て直しに着手した。
中学時代に勉強をする習慣があったので、比較的、すぐに成績の改善が見られた。 - 文系か理系か悩んでいる時期もあったが、県内から出られない事情もあり、三重大学の理系を選択。
生き物が好きな点から、生物資源学科を選択。網羅的に点数が取れるが、理科以外に得意科目がない 状況だったので、推薦で大学進学を狙うようにした方が良いと話を行った。 - 生徒会活動や学校の課外活動を積極的に行い、成績も理系クラスで上位に入る事ができた。
指定校推薦は取れなかったが、公募推薦で三重大学 生物資源学部 に合格。
事例2[私立6年制|高校1年生~]
通塾の主訴
- 学校に行かなくなってしまった。
対応
- 友人関係のトラブルを発端として、学校に通学が出来なくなってしまった。
勉強に対しての意欲も失墜してしまっており、 家で寝ている状態が多かった。
医療が介入していた事もあり、まずは、様子を見る事からスタート。 - ある程度、状態を見ていたが、学校に復学するのは難しいと判断し高校を中途退学。
学校に行かなくなって、安定してきた段階から、医師の許可を貰い高卒認定試験の取得を目指す。 - 高卒認定取得後、高校の数学と英語の勉強だけを進めた。
- 高校2年生の年代の3学期頃に、薬剤師になりたいとの目標が出来たので、名古屋市立大学の薬学部を目指し、本格的な受験勉強を開始。
- 科目バランスが良く、数ヶ月でC判定を出すなど、勉強面は問題なかったが、落ち込みやメンタリティの不安定さが出る時も多かったので、話を聞く事を中心にした。
- 受験期が近くなると、落ち込みもほとんどみられなくなり、名古屋市立大学薬学部に現役の年代で合格。
事例3[高校1年生~]
通塾の主訴
- 非進学校に進学したが、国立大学に進学したい。
対応
- 学校のカリキュラムが受験に対応していない点、中学時の成績が下位であり、塾などに通った経験もない状態であり、勉強の方法すら構築されていない状態だった。
- まずは、受験に必要な部分のみをピックアップして、中学の内容から総復習を行い、受験に必要な科目の教科書を受験仕様のものに変更し、基礎からスタートした。
その後、模試の結果を少しずつ上げていく事から 、自己効力感の構築を進めた。 - 高校2年生の段階で、全統記述模試で偏差値40台中盤をコンスタントに取れるようになり 、そこから、英語と生物が得意だった事から、化学を追加して3科目を集中的に伸ばす方針に変更。
その後、数学と他科目で平均点位を目標に進めていった。 - 最終的に、三重大学よりも上のレベルを狙えるかどうか・・・まで、成績が上がったが、本人の希望から、三重大学の生物資源学部を受験し、現役で合格。
事例4[高校1年生~]
通塾の主訴
- 中学不登校、通信制課程のサポートをして欲しい
対応
- ゲーム依存、昼夜逆転の状態から対応をスタートする。ゲームに熱中している際に、大声で叫ぶなど、かなり依存度が高い状態だった。
工業系の高校に進学したいとの希望があったようだが、学年最下位であり、勉強や宿題を行う習慣がなかった事から、進学が叶わなかったようである。 - まずは、ゲーム依存の状態と、昼夜逆転の状態から立て直しを行うようにする。
その後、勉強面への着手を行った。
中学1年生の英単語が読めない、書けない、小学校5年生の算数が解けない・・・など、学年を遡ってサポートを行う必要があった。 - 高校2年時頃から、徐々に生活状態の改善が見られた事から、学力の改善が劇的に進んでいった。
英語や国語に関しては、伸びが悪かったが、数学と理科の習得速度がかなり速いと判断でき、理数を中心として、授業+個別の状態で指導を行うようにした。 - 高校3年時の模試の段階で、英語と国語は偏差値40前後だったが、数学、化学と物理は偏差値50台後半まで伸ばす事ができた。
三重大学の工学部を受験したが、現役では不合格だった。 - 生活面の問題もあったので、塾の手伝いを行いながら浪人生活を送り、三重大学工学部に1浪目で合格ができた。しかし、本人が名古屋大学に進学したいとの希望があり、現在、名古屋大学の工学部合格に向けて勉強を進めている。
- 数学、物理は70台、化学60台、英語と国語は40台とアンバランスではあるが、模試判定、B判定が出る時が増えてきている。
事例5[高校3年生~]
通塾の主訴
- 高校3年時に受験鬱となり、不登校となり受験が難しい。
対応
- 高校3年生の卒業間近から対応を開始。非常に高い目標を掲げているが、勉強に対してのモチベーションが、完全に失墜してしまっており、通塾できれば良い・・・という状態からスタート。
- 医療機関を紹介し、薬物療法と並行して、学力の立て直しを進めていった。
発達検査の結果から、視覚からの情報取得が弱い点、数学に取り組むと疲労感が強い点から、理系から文系に変更するように説諭した。 - 模試の結果は、偏差値40台前半だったが、旧帝を志望していたので、私立難関~中堅に変更し、 地理を日本史に変更する事から、本人の勉強がしやすい状態を構築した。この段階で9月だった。
- その後、安定して通塾ができるようになり、偏差値もしっかりと上がっていき、近畿大学の経営学部に合格した。同志社大学 経営学部は、17点足りないだけだったが、1浪目で進学を決定する。
事例6[私立6年制|高校3年生~]
通塾の主訴
- 学校の勉強についていけないが、国立に進学したい。
対応
- 通塾開始時は、私立の偏差値40台前半の大学を志望としていた。しかし、本人は国立大学に行きたいとの希望を持っていたので、その希望に沿った形で指導を開始する。
- 学校の授業についていけておらず、ほとんどの科目が高校1年生、もしくは中学3年生からのスタートとなった。覚える力が強かった点から、数学を解法理解ではなく暗記で乗り切る方針を立て、国立大学文系に必要な科目を選定し、本格的に勉強をスタートする。
- 生物、日本史、世界史はスムーズに伸びていったが、英語と数学に苦戦してしまう点もあり、家庭内学習で取り組む科目と、塾内で取り組む科目を分ける事から、成績の改善に取り組んだ。
- 受験直前までE判定だったが、センター試験を上手く乗り切れた事もあり、三重大学の教育学部に現役で合格ができた。
学習支援[発達]
事例1[小学3年生~]
通塾の主訴
- 学校の宿題をしない。
- させようとすると癇癪を起こす。
対応
- 支援級に在籍していたが、通院を行っていない状態だった。
まずは、医療機関の紹介からの改善を試みる。 - 学校からもらったプリントをさせようとすると、食べて飲み込んでしまうなど、勉強に対しての嫌悪感が非常に強い状態だった。
同じ学校に通っている生徒が居た事から、学校で叱責される事が多いと分かった。
まずは、学校で上手く過ごせるように話し合いを行い、本人のペースに合わせて、学校と塾でフォローしていく方針を定めた。 - 数ヶ月で安定して学習に取り組めるようになり、自ら課題に取り組むようになった。
境界領域知能であり、全体的に成績を上げるのは困難ではあったが、中学からは、保護者様の意向もあり、高校進学を見越して支援級から普通学級に戻り、数学は強い部分もあったので、数学中心として学習を進めていった。 - 中学3年時は、数学は平均点、他の科目は10~20点前後だったが、課題提出がしっかりとできており、内申点は30弱あった。
- 絵を描くのが得意だったので、高校は専門的に学べる通信制高校に進学。
事例2[中学1年生~]
通塾の主訴
- 不安が強く、不登校気味。
- 読み障害がある。
対応
- 中学校は何とか通学が出来ていたが、気にし過ぎる性質、不安が強い性質があり、少しずつ、考え方の癖を変える必要があった。
- 読み書きに苦手がある状態ではあったが、支援級で特に対応を行っている様子がなかったので、デジタル教科書を使用し、ルビ振りなどを行いながら、学習を進めていった。
書字には問題がなかったので、本人のペースで基礎的な内容のみをゆっくりと進めていき、平均点20~30点位下の成績ではあったが、勉強に対しての自信が回復した。 - 中学校3年時は、不安や気にし過ぎる性質も軽減しており、私立高校(偏差値44前後)に無事に合格し、高校のサポートも行っているが、欠点は取らず、部活動に勤しんで過ごしている。
事例3[中学3年生~]
通塾の主訴
- 中程度知的があるが、普通科高校で部活動がしたい。
対応
- 部活動を頑張っていたので、その部活動を続けるために、普通科高校に進学したいとの相談だった。
読み書きができない、計算ができない状態からのスタートだった。 - まず、小学校1年生の内容から、定着できる可能性のある部分まで学力を伸ばすことにした。
ほぼ毎日、通塾を行っており、中学校1年生の内容までは習得できた。 - 部活動で結果は出せなかったが、副キャプテンとして部活を牽引していた点を中心に、面接や作文の練習を徹底する事から、合格を目指す事にした。
- 第一志望としていた高校には合格できなかったが、第二志望の高校(偏差値43)に無事に合格できた。
高校もきちんと就職(県内大手サービス業の企業)を決めて卒業ができた。
事例4[中学1年生~]
通塾の主訴
- 自閉症スペクトラム症があり、不登校となってしまい、勉強面が心配。
対応
- 支援級に在籍しており、不登校の状態となっていた。話しかけても返答がない状況で、保護者様が同席で指導を行っていく事にした。
- 単語ではあるが、返事ができるようになってきた頃から、保護者様には抜けてもらい、指導を行っていく事にした。英語や国語に苦手があるが、数学得意だった点から、数学から立て直していく事にした。
定期試験と課題に提出を重点的にサポートして、学校のテストでは、平均点前後が取れるようになった。 - 高校は定時制(倍率1.5倍)に合格し、学校生活に復帰した。
その後、大学進学を目指すが、ゲーム中心の生活となってしまっており、改善が必要となった。ゲーム時間の管理を行いながら、学習を進めていき、推薦入試で鈴鹿医療科学大学に合格した。
事例5[中学2年生~]
通塾の主訴
- 学校でいじめられた過去があり、状態が不安定。
対応
- 医療が介入しており、ADHDとの診断を受けていた。副作用が強く出過ぎている状態だったが、
服薬を続けるように進められており、状態が悪化している可能性が考えられたので、医療機関の紹介を行い、セカンドオピニオンを行ってもらった。
やはり、副作用が強く出過ぎてしまっている状態との判断となり、服薬を中断し、過敏性腸症候群の治療だけを進める事になった。 - 勉強が上手くできない状態が続いており、学年最下位に近い成績だった。
薬を辞めてから、状態が良くなってきた事もあり、少しずつ、勉強に向き合う事ができるようになり、学年の半分やや下位まで盛り返すことができた。 - 数学と社会が得意だったので、二科目を中心として学習を進めていき、希望する県立専門科高校(偏差値44)に合格した。
- 高校時代も通塾を続け、成績優秀となり、資格の取得なども積極的に行い、学校推薦で専門学校の合格が決定した。